心が解かされた雅楽東儀秀樹 さんの音色
東儀秀樹 さんのコンサートに行ってきました🎵
音がすーっと入ってきて体の中に広がり、溶かされ、揺られ、緩められて解いていく…一筋の流れになって流れて行く 。。。
鳳笙は、光を、篳篥は、声を、龍笛は、その間の空間を現すものだそうです。天と地と空を繋ぐもの。雅楽の継承と共に、日本人の心を表す日本語、叙情歌の大切さ、豊かな心を受け継いでいきたいと伝えていらっしゃいました。
篳篥の音色表現の豊かなことにびっくりしました。人や生き物の声を表現するということでしたが、鳴き声のような、嘆きのような、語り部のような、時にSAXOPHONEの様な。
あと、即興のピアノ演奏。独学だそうです。即興っていっても、練習してるんでしょうと思われるかもしれないのでと、その場で数名のお客さんにどの音がいいか尋ねて出た”ミ・ソ・シ・レ”を主にして、今この雰囲気を演奏しますと、演奏されました。これには、感嘆しか出ませんでした。
この世の中は、なんて豊かなんだろう…
「越天楽幻想曲」から流れ始め、最後の曲「仰げば尊し」で解けた一筋の涙。
そこには、心に拡がる感謝とやすらぎがありました。
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